ミツバチの体にはたくさんの機能が備わっています。
その機能はここでは書ききれないほどたくさんあります。
女王バチ、雄バチ、働きバチは、そのコロニー(巣)での役割によって全く違う体の構造をしているのです。
それぞれ、この小さな体から想像できないほどの、神秘的な、そして、不思議なものです。
大きな王台(女王バチ用の巣房)、ちょっと大きな雄バチ用の巣房、そして、少し小さな働きバチ用の巣房、それぞれの巣房に直径1.5ミリ程の楕円形の卵が生みおとされた時から、この神秘的な出来事は決まっていたのでしょうか。
イラストなどに描かれる時、ミツバチはこのふわふわの毛が特徴として描かれますが、この体毛にも
さまざまな大切な役割があります。
ミツバチに生えているこの体毛には短い硬い毛と長い柔らかい毛があり、外界の刺激を感知するためと、働き蜂であれば花粉を集めるために発達しています。
ミツバチの毛は機械的な刺激を感受する器官で、神経細胞の末端が接しているので毛の動きを感知できます。
毛が触れたときは触覚として、空気や水の動きであればスピードメーターとして、ある周波数の空気の振動であれば聴覚として働きます。
また、化学的刺激感受器官としての機能も持っています。
体毛一つにしてもこんなにたくさんの神秘が隠れています。奥深いですね。
参考書物「ミツバチの秘密」著者:高橋純一
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